「保険を使うかどうか」は、意外と迷います

駐車場で軽くこすった、荷物の積み下ろしでバンパーに傷をつけた。こうした軽い損傷のとき、任意保険を使うべきか、実費で直すべきか迷う方は多くいます。

結論から言うと、比べるべきは「修理代」と「保険を使った場合に何年か続く保険料の上乗せ」の合計です。 修理代だけを見て決めると、あとから割高だったと感じることがあります。

保険を使うと、何が起きるか

日本の任意保険の多くは、等級(ノンフリート等級)と呼ばれる仕組みで保険料が決まっています。保険を使って修理費用を受け取ると、次の更新から等級が下がり、その状態が一定期間続きます。 一般的には数年にわたって保険料が上がる仕組みになっていることが多いですが、契約内容や事故の種類によって扱いが異なります。正確な等級・金額の変化は、ご自身の保険会社に確認するのが確実です。

ロードサービスの利用は、等級に影響しないのが一般的です

バッテリー上がりや脱輪など、事故ではなくトラブルでロードサービスを呼んだだけの場合、多くの保険会社ではロードサービス特約の利用だけで等級が下がることはありません。等級に影響するのは、修理費用などの保険金を受け取った場合です。この違いを知らずに「保険を使うと全部等級が下がる」と思い込んでいる方もいるため、区別して考えてください。契約によって扱いが異なるため、詳細はご自身の保険会社にご確認ください。

比べ方の順番

次の順番で考えると整理しやすくなります。

  1. まず、実費で直した場合の修理代の見積りを取る
  2. 次に、保険会社に「使った場合、来年以降どのくらい保険料が変わるか」を確認する
  3. 修理代と、保険料アップの合計(数年分)を比べる

修理代が数万円程度の軽い損傷であれば、保険を使わず実費で直したほうが、結果的に安く済むケースが少なくありません。逆に、修理代が高額になる損傷であれば、保険を使う判断も選択肢に入ります。

免責金額も忘れずに

契約によっては、保険を使う際に自己負担額(免責金額)が設定されている場合があります。免責額が高く設定されている契約では、保険を使っても自己負担が発生し、その分も比較に含める必要があります。見積りと一緒に、ご自身の契約の免責額も確認しておいてください。

相手がいる事故の場合

相手のいる事故で自分に過失がある場合は、対物・対人の補償が絡むため、自損の傷とは判断の基準が変わります。この場合は等級の変化だけでなく、相手方への対応も含めて保険会社に相談しながら進めることになります。

連絡はまず先に、判断はそのあとで

保険を使うかどうかを現場でその場で決める必要はありません。事故やトラブルがあったことは早めに保険会社へ連絡しておき、実際に使うかどうかは、修理代の見積りが出てから判断しても遅くありません。連絡だけしておけば、あとから「やっぱり使いたい」となっても対応してもらいやすくなります。

写真を残しておく

損傷した箇所は、修理に出す前に写真を撮っておいてください。保険を使うかどうかを後日判断する場合も、事故の相手がいる場合も、状態を記録しておくと話がスムーズに進みます。日付が分かる形で、傷全体と近づいた部分の両方を撮っておくと安心です。

修理代の見積りについて

板金修理の金額は、傷の大きさや、部品を取り寄せる必要があるかどうかで変わるため、まずは目安としてお伝えします。正式な金額は、実際の車を見てからのお見積りになります。 見積り後に、当社の都合で金額を上げることはありません。追加の作業が必要な場合は必ず作業前にご連絡します。

短期間に何度も使う場合

短期間に保険を使う機会が続くと、等級の下がり方も大きくなります。1件ごとの損害額だけでなく、その年に保険をどのくらい使ったかという視点でも、翌年以降の保険料は変わってきます。頻度が高くなっている場合は、運転の仕方や車両の使い方そのものを見直すきっかけにもなります。

契約内容を確認するきっかけにもなります

軽い事故をきっかけに、現在の契約内容(免責額や特約の中身)を初めて詳しく確認したという方も少なくありません。更新のタイミングを待たずに、契約内容を保険会社に確認しておくこと自体は、今後の判断材料になります。

迷ったときは、両方の数字をそろえてから

保険を使うかどうかは、修理代の見積りが出てからでないと比べようがありません。まず見積りを取り、そのうえで保険会社に等級への影響と免責額を確認する、という順番を崩さないことが、あとで後悔しないコツです。

W-NEXT横浜本店の場合

横浜市金沢区鳥浜町で、板金塗装を自社工場で行っています。保険を使うかどうかまだ決まっていない段階でも、修理代の見積りだけ先にお出しすることができます。

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