朝、荷物を積み終えてキーを回したら、「カチカチカチ」と音がするだけでエンジンが回らない。配達の車でいちばん困る故障のひとつです。
同じ「かからない」でも、セルが回らないのか、セルは回るのにかからないのかで原因はまったく別です。この記事は前者、セルそのものが回らないときの話です(後者はこちらの記事にまとめています)。
音で切り分ける
- 「カチッ」「カチカチ」と鳴るだけ → バッテリーの電気が足りていないか、端子の接触不良が最有力
- セルの回りが明らかに弱い・重い → バッテリーの衰弱が進んでいる
- まったく無音 → キーの位置、シフト位置(AT は P か N)、ハンドルロック、ヒューズ、セルモーター本体
- 「ギャリギャリ」と嫌な音 → セルモーターのギアまわりの不具合の可能性。繰り返さないでください
1分でできる確認
- 室内灯やヘッドライトは点くか。 点かない・極端に暗いならバッテリー系です
- バッテリー端子を目で見る。 白い粉(腐食)や、手で動くほどの緩みがないか
- ATはシフトをPに入れ直す、MTはクラッチをしっかり踏む。 安全スイッチの接触で始動しないことがあります
- ハンドルが固まってキーが回らないなら、ハンドルを左右に揺らしながらキーを回す(ハンドルロックです)
ここまでで動けば応急的には出発できますが、原因が消えたわけではありません。同じ朝が近いうちにまた来ます。
やってはいけないこと
- セルを長く回し続ける(10秒以上の連続は避け、間を置く。セルにもバッテリーにも負担です)
- 端子の腐食を素手で触る
- ジャンプスタートの手順があいまいなまま、つなぐ順番を勘で決める(ショートの危険があります)
繰り返すなら、バッテリーだけを疑わない
新しいバッテリーに替えたのに再発する場合は、充電する側(オルタネーター・ベルト)や、セルモーター自体の寿命が隠れていることがあります。切り分けは電圧測定と作動確認でできますので、繰り返す車は一度まとめて点検したほうが結局早いです。
W-NEXT横浜本店の場合
横浜市金沢区鳥浜町で、軽バンを月に400台超整備しています。朝の「かからない」でお困りの場合、ロードサービスが24時間対応でジャンプスタートや積載搬送に向かいます。当店で修理をお受けする車には代車のご用意もあります(台数に限りがあります)。
営業は月曜から土曜の9時から24時まで。 夜の帰り便のあとに点検だけ寄っていただくこともできます。
ご相談はこちらから
「音はカチカチか、無音か」「ライトは点くか」——この2つを教えていただければ、電話の段階でかなり絞り込めます。
電話番号は 045-370-8712 です。店舗の受付は月曜〜土曜の9:00〜24:00(日曜定休)。ロードサービスは営業時間外も24時間対応です。

