キーを回すと「キュルキュル」と元気に回る。なのに、かからない。
この状態は、バッテリーではありません。 セルが勢いよく回っているということは、電気は足りています。ここを間違えると、ジャンプスタートを頼んで、来てもらって、それでもかからない、という時間の無駄が起きます。
エンジンがかかるのに必要なのは3つだけです。燃料、火花、空気。 どれか1つが欠けると止まります。
まず切り分けてください
| 症状 | 何が起きているか |
|---|---|
| セルが弱い・カチカチ音 | バッテリーです。別の記事に書いています |
| セルは元気に回るが、かからない | 燃料・点火・空気のどれか |
| セルすら回らない、無音 | バッテリーか、セルモーターか、キーの接点 |
| かかりそうで、すぐ止まる | 燃料が薄いか、アイドリング制御 |
この記事は2番目の話です。
その場でできる確認
燃料は本当に入っているか
笑い話に聞こえますが、実際にあります。配達で何度もエンジンを切って再始動していると、燃料計を見る回数が減ります。
軽バンは警告灯が点いてから走れる距離が短いです。乗用車の感覚でいると、思ったより早く切れます。
キーをひねる前に「カチッ」と音がするか
キーをONにした位置(エンジンをかける手前)で、後方から「ウィーン」という短い音がするか聞いてください。燃料ポンプが動く音です。
この音がしないなら、燃料ポンプかその回路の可能性があります。ポンプが動かなければ、燃料は送られません。
燃料キャップを開けてみる
古い車でまれにありますが、タンク内が負圧になって燃料が吸い上げられないことがあります。キャップを一度開けて「プシュッ」と大きな音がしたら、それが原因のことがあります。
アクセルを踏まずにかけてみる/少し踏んでかけてみる
かからないときにアクセルを踏み込む人がいますが、今の車は逆効果になることが多いです。まず踏まずに試してください。
それでダメなら、アクセルを床まで踏み込んだままセルを回してみてください。これは「かぶり」を抜くための操作で、燃料を止めて空気だけ送る動きになります。何度もかけようとして失敗した後に効くことがあります。
原因になりやすいもの
燃料ポンプ
走行距離が伸びた車で起きます。前触れとして「加速がもたつく」「坂で失速する」が出ることがあります。
完全に止まる前に、朝いちばんのかかりが悪い日が増えるという形で出ることも多いです。
点火系(プラグ・イグニッションコイル)
火花が飛ばなくなります。片方だけ死ぬと「エンジンがガタガタ揺れる」「警告灯が点滅する」といった症状を経てから止まります。
警告灯が点滅していたなら、ここの可能性が高いです。
燃料フィルターの詰まり
じわじわ詰まって、あるとき送れなくなります。交換していない年数が長い車ほど疑わしいです。
イモビライザー(盗難防止装置)
キーの電池切れや、スペアキーの登録が外れていると、エンジンが意図的にかからない状態になります。メーターに鍵のマークが点滅していたらこれです。
スペアキーを持っていれば、そちらで試してみてください。それでかかるなら、鍵の側の問題です。
やってはいけないこと
セルを長く回し続けないでください。
10秒以上連続で回すと、セルモーター本体が熱を持って壊れます。5秒回してダメなら、30秒待ってから次を試す。これを3回やってかからなければ、それ以上は無駄です。
セルまで壊すと、修理の範囲が広がって金額が上がります。
押しがけは軽バンでは避けてください
オートマ車ではそもそも押しがけができません。 無理に試すと変速機を傷めます。
坂道で試そうとする方がいますが、危険です。やめてください。
動けないときは
自走できない以上、その場で判断がつかなければ呼んでください。
W-NEXT横浜本店のロードサービスは、営業時間外も24時間対応しています。対応エリアは神奈川県全域と、東京都・千葉県・埼玉県です。
そして、黒ナンバーの代車を積んで行きます。 現場で荷物を積み替えて、その日の配達を続けていただけます。壊れた車はこちらで預かって直します。
レッカーで運ぶだけなら、その日の売上は消えます。それを避けるために代車を持って行っています。
代車は、そのまま当店で修理をお受けする場合にお出ししています。費用は、ご加入の任意保険のロードサービスで賄えることがほとんどです。
ご相談はこちらから
今まさに動けない方は、営業時間外でも電話してください。
電話番号は 045-370-8712 です。店舗の受付は月曜〜土曜の9:00〜24:00(日曜定休)。ロードサービスは営業時間外も24時間対応、神奈川県全域と東京都・千葉県・埼玉県まで向かいます。

